「満月がきれいだなー」
「今日はチューシューの名月なんだって!」
「師匠も呼んでこよう!」
「待て!」
「えっ?師匠は呼ばないのか…?」
「そうじゃなくて、どうせなら月見団子作って師匠をお月見に招待しようぜ!」
「これがあればおだんご簡単にできるらしいんだ!」
「用意がいいな…」
「グラムとか書いてあるけど、うちにはかりなんかないぞ?」
「適当で大丈夫だろ!」
「大丈夫なのかなあ…」
「粉はこのくらいかな!」
「砂糖はこのくらいか?」
「あとは水を混ぜて…」
「えーと、耳たぶくらいの固さにこねます!」
「耳たぶ…???」
「たくさんできたぞ!」
「一個だけくまさん作ってみた」
「さー、ゆでるぞー!」
「アールグレイの茶葉を…ポットで…っと」
「師匠たち!見てください!」
「チューシューの名月なので月見団子を作りました!」
「これ食べながらお月見しましょう!」
「へー、風流だな」
「この一番上のひとつは師匠のために俺が作ったんですよ!」
「他と何が違……あっ」
「これだけクマの顔になってんのか」
「へへへ、師匠喜ぶかと思って」
「あっちの俺がかわいい動物で株をあげているぜ…」
「でも師匠!俺は師匠のためにアールグレイシロップを作りました!」
「なにそれ、すげえな」
「あっちの俺がオシャレなお料理で株をあげているぜ…」
「さ、師匠たちこちらへ!」
「こっちの窓から月がよく見えるんです!」
「月が!ない!」
「お団子作ってる間に沈んじゃったのか!?」
「いや移動しただけだろ、ほらあそこ」
「あ…」
「よかった…」
「月が移動してうろたえる宇宙警備隊…」
みんなでお月見を楽しみました。雲が多かったのでどうかなーと思ったけど、きれいな満月が見られて良かった😊