「これ火がついてねえじゃねえか」
「ライターが行方不明だから火がつけられないってエビが…」
「じゃあここに座る意味ねえだろ」
「まあ気分的に…」
「師匠たちー!」
「師匠たち!」
「見てください!」
「うわっ」
「え…何だ…?」
「シマエナガですよー、知らないんですか?」
「なんでも北海道というところの鳥なんですって!」
「いやシマエナガは知ってるけど…」
「ほら師匠、可愛いですよ!」
「いや頭にのせんなよ」
「実はシマエナガちゃんたちと合わせて北海道のおみやげをいただいたんですよ!」
「いただいたおみやげはこちらです!」
「俺たちもまだ見てないんですよ!」
「わー、こんなのいただいちゃいましたよ!」
「へー、見たことないお茶だな!」
「けーる茶、とうきび茶、しょうが茶…」
「寒いから温かいお茶はうまそうだな」
「そしてこの箱は何でしょう…」
「このリボンを引っ張れば開くのかな?」
「フランス語…?」
「『愛と真心と心遣いに満ちた贈り物』…、何だろうな」
「うわあ…!」
「師匠!美味しそうなお菓子がいっぱいですよ!!」
「おおー!」
「師匠師匠!このお菓子はヴィーガンでグルテンフリーなんですって!」
「まさに『愛と真心と心遣い』だな」
「俺これが食べたい!」
「『ゆきひかりのフィナンシェパイ濃厚ショコラ』…美味そうだな」
「師匠これ一緒に食べましょう!」
「おー、あのお茶どれかいれようぜ」
「あっ、俺この『大人なラムレーズン』がいいです、大人なので!」
「お菓子の箱に飛び込むのは大人のやることじゃねえぞ」
「師匠も大人だからちょっとあげますね!」
「『ちょっと』……」
「師匠、いつまで頭にシマエナガのせてるんですか?」
「おまえがのせたんだろうが」
見てこの焼き菓子詰め合わせー!!!すごい!!!最高!!!もったいなくて食べられないけど食べないともったいないよね!!!!
シマエナガちゃんたちはちなみに実際は消しゴムのようです。生き物の仲間が5羽も増えました❤️