東京で歩いてたら浅草神社というところにたどり着いて…
「鯛みくじ」というものを見つけたので…
お土産に買って帰りました!
「イチネン…ヤス…タイ…?」
「一年間、鯛が安く買えるのかな?」
「開けてみよう!」
「何か刺さってるぞ!」
「引っ張ってみよう!」
「おみくじだ!」
「吉小…勢運…どういう意味だろう…」
「吉が小さいってことかなぁ…」
「物ごとひかえめにし心正しく身をまもってあまり進んでしない方がいい…」
「わるい人にさまたげられて思わぬあやまちをすることあり…こわい…」
「あっ、でもねがいごとは『あせらず好機をまてよ』って書いてある…あせらず待てばかなうんだな!」
「何してんだ?」
「なんか赤い魚が転がってるな…」
「あ、師匠たち!」
「これ何だ?」
「エビさんのトウキョウ土産です!」
「おみくじが入ってたんですよー!」
「ほう…」
「イチネンヤスタイなんですって!」
「いや意味がわからねえだろ…たぶんこれアンタイって読むんだよ」
「学問、雑念が多すぎる…当たってんじゃねえか?」
「うっ…」
「こ、これは…別にいいんです!」
「何がいいんだよ」
「こうやってイチネンヤスタイの鯛に刺しておけば…」
「アンタイな」
「一年間、このヤスタイがきっとなんとかしてくれるっていうことなんじゃないかと…」
「どっからそのシステム出てきたんだよ」
「ヤスタイ、頼みましたぞー!」
「吉小を吉大にしちゃいなさい!」