「ご唱和ください!ウルトラ臨機応変クッキング!」
「大根にカブににんじん…」
「今日は根菜祭りか?」
「今日はそちらの本に載っているお料理を作ります!」
「メウノータの野菜料理?」
「せっかくレシピ本があるのに臨機応変でやるのか…」
(無国籍ヴィーガン食堂メウノータの野菜料理「味つけ」レッスン :伴 奈美|河出書房新社 https://kawade.co.jp/np/isbn/9784309287492/)
「一品目はこの揚げ大根餅というものを作りましょう!」
「大根…餅?」
「まずは大根と玉ねぎをざく切りします!」
「大根は皮がついたままでいいのか」
「それをフードプロセッサーでみじん切りにします!」
「おー、便利だなー」
「片栗粉と…あと本当なら全粒薄力粉を入れて混ぜるんですが、ここは臨機応変に普通の薄力粉を入れますね!」
「また材料がないんだな…」
「粉気がなくなるまで混ぜたらフライパンで焼きます!」
「焼く…?」
「"揚げ"大根餅だろ?」
「そうなんですが…俺揚げ物したことないので…」
「なのでここは臨機応変に揚げ焼きでも美味しく作れるか、チャレンジしてみようと思います!」
「揚げ物にチャレンジするんじゃなくてか…?」
「おお~…いい感じにこんがりと焼けてきましたね!」
「なんでちょっと俺の後ろにいるんだよ」
「おまえ…油はねが怖いんだろ」
「ご覧ください!なんとかうまく焼けた感じですよ!」
「ところどころ焦げてるけどまあまあ美味そうか…」
「たれはメープル甘酢だれのねぎソースです!」
「へえ、いろんな材料入れて作るんだな」
「ほんとはここにごま油を入れるんですけど…」
「ないんだな」
「ていうかネギ入れすぎじゃないのか?」
「さて二品目は秋にんじんとかぶのローズマリー蒸しです!まず塩だれを作っておきますよ!」
「にんじんとかぶを切って…にんにくをっ…包丁の背でつぶしますっ…!」
「ローズマリーをちぎって散らして焼きますよ!」
「いい香りがするなー」
「片面を焼いたら裏返して塩だれを加えて、蒸し焼きにします!」
「ちょっと焦げ目がついて美味そうだな」
「できまし………って師匠さっきから何やってるんですか?」
「いやかぶの葉っぱがもったいないから明日の朝の味噌汁にでもしようと思って」
「さー盛り付けましたよ!いただいてみましょう!」
「いただきまーす」
「うわーローズマリーの香りがオシャレですねえ!にんじんがウルトラ甘いです!」
「大根餅はもちもち食感だな」
「メープル甘酢ソースは酸味が効いててなかなかいいぜ」
~オマケ~
ローズマリーを庭に取りに来た3人
「くっ…これはなかなか手ごわい…」
とゼットくんが四苦八苦してるあいだにゼロさんにバッタが…
ゼロさんをのぼってゆくバッタ
バッタになつかれてしまったゼロさんでした笑