エビ🦐の師弟ズ劇場

ツイッターで作ってるお話の保管庫。ゼロさん2人とゼットくん2人のちっちゃい4人がワイワイやってるのが好きなので生活感あふれる部屋が背景。笑 食べ物・お料理ネタはプラントベース。

一角ナマケモノの名前

「師匠にひっつきすぎだぞ一角ナマケモノ!」
「重い」
「どうでもいいけど一角ナマケモノって呼ぶの長いよな」

「そうだな…こいつの名前考えてやろうか」
「えっ!?」

「なんでですか師匠!ネズミちゃんだってパンダちゃんだってみんな名前つけてないじゃないですか!こいつだけ特別ですか!」
「うわっ、なんだようるせえな」

「だからいちいち一角ナマケモノじゃ長いんだって言ってるだろ」
「くっ……誇らしげな顔しやがってえ……」
「名前…」
「名前…」

「じゃあ短くしてナマケでいいじゃないですか!」
「いやナマケっていうのもなんだかな…」

「ナマちゃん…マケちゃん…それかナマケモノから離れて、ミタラシちゃん…ショウユちゃん…」
「師匠…それこの子が茶色いからですか…?」

「ナマケがだめなら後半取ってケモノとかですね…あっ、いっそケダモノとか…」
「悪意が隠しきれてない」

「アゲダシちゃん…カラアゲちゃん…カフェオレちゃんなら可愛いか…?」

「おまえはどんな名前がいいんだ?」
"Hmmm?"

"I am Slothnicorn."
「うわっ!喋った!」
「え、英語!?」

"Ah, no, no, I’m not asking what kind of animal you are. Do you have any specific name?"
"Huh?"
「し、師匠!」
「英語で会話してる…」

"Like...I'm an Ultraman, and my name is Zero, right?"
"Hmmm...."
「二人で仲良く英語で……このままじゃだめだ…!」

「ナイスチューミーチューッ!」

「ジャッセイマイネーム!ドンギブアーップ!ウルトラマンゼェェーーット!」
「ゼェェーーット」
"Zett?"

「イエス!ネーム!マイネームゼット!ユアネーム!」
「ゼット!ネーム!」
"Huh?"

"My name...Lucky."
「えっ!」
「おっ!」

「師匠!聞きましたか!俺英語で会話して名前聞き出しましたよね!?」
「わかったわかった」
「そうか、おまえ名前あったんだな」
「勝手に変な名前つけなくて良かったですね!」

「そうかあ…おまえラッキーっていうのかあ…会話ができてちょっと絆が生まれた気がするなあ…」
"Huh?"
「これから仲良くできそうだな」

"No Zett!"
「ウワーッ!!」
「ゼット!?」

"No Zett! I and Zero!"
「ちょっ……師匠からお離れなさいよこの一角ナマケモノォォ!」
「絆…生まれなかったみたいだな…」
「そのようですね……」

名前はこの子のくっついてきたボードに書いてあったこちらから。
"Here! Lucky!"
「あー、ここに書いてあるのか」
「こ、こいつ、字まで読めるのか…!」