「師匠、俺にもブタちゃん触らせてくださいよ」
「かわいいなー、ネズミ」
「あっ、そろそろウルトラクッキングの時間だ!」
「俺、用意してきますね!」
「ウルトラクッキング?」
「いや別に普通の料理なんだけど、なんかウルトラクッキングって言ってやってるんだよな」
「なるほど、お料理か」
「俺も一緒にやります!師匠たちはやらないんですか?」
「まあそのときによってやったりやらなかったり…」
「ご唱和ください!ウルトラクッキング!」
「おおー!」
「えっ」
「えっ」
「なんか着てる!」
「へへー、これウルトラクッキング用のユニフォームなんだ!ちゃんとZって書いてあるだろ」
「後ろはこうだ!」
「黄色いひもがウルトラオシャレだぜ…」
「師匠!ウルトラクッキングにはこんなユニフォームがあるんですね!」
「いや俺も初めて見るけど…」
「へへへ、驚かせようと思って隠してたんだ」
「いいなあ、俺もほしいなあ…」
「ほしいのか…」
「俺のもあるぜ!」
「師匠も!?」
「なんか料理するときはこれを着るんだって、エビの妹が作ってくれたらしいんだ」
「師匠は白いやつなんですね!」
「師匠!俺たちのは!?俺たちのはないんですか!?」
「ああ、それなら全員ぶん作るって言ってたぜ!」
「すごい!」
「やった!」
「どんなのになるんだろうな」
「良かったな!」
「俺たちのも作ってくれるって!やりましたね師匠!」
「では改めて…ご唱和ください!ウルトラクッキング!」
「ウルトラクッキング!」
「おい、どうしたんだよ」
「いや…なんでもない……」
お裁縫得意な妹がエプロン作ってくれました!注文したりリクエストしたりしたわけでも全くないのに、「Z」の刺繍が入ってて感激です。妹最高
「いいなー」
「へへっ」
ゼロさんのエプロンのほうを先にもらってました。妹に「誰につけてもいいけど私のイメージでは大きいゼロさん」と言われたので大きいゼロさんに。
「ちゃんとカラータイマーが見えてるんだぜ!」
「うん…そうだな………」
ゼットくんは「みんなを驚かそう」と思って隠してましたが、ゼロさんのほうは特にそういうつもりはなくて「お料理の時はこれ着るんだよ」って言われてふーんそうかってそのまましまってたのを、ゼットがエプロンつけてきたから思い出して取りに行った、という妄想です。
あと大きいゼロさんは「白いフリルエプロン」に対して何のイメージもないので堂々と着ているしなんならちょっとドヤってますが、小さいゼロさんは堂々と白いフリルエプロンつけてきた"自分"の姿にちょっと引き気味です笑
エプロンもらった日に着せて妹に送った写真。「カッコいいだろ?」とドヤ顔で着こなしてくれるゼロさんイケメンです。
こちらはゼットくんのエプロンをもらった日の写真。
「Zって書いてある…!」
もともともう少し丈が長かったんだけど、妹の家でソフビに試着させてるときに妹が「膝丈ぐらいのほうが似合うね」と言い出してその場で丈詰めしてくれました。
「似合っちゃってますか?えへへへへ」
「ウルトラクッキングのときはこれを着るんですな!ウルトラ張り切るぜ!」
~オマケ~
「きれいに畳んで片づけておかないとな!」
「えーと…」
「あーっ、もうこうやって丸めておけばいいだろ」
「よし!」
「よしじゃねえよ…」
「師匠、畳むの苦手ですか?」
「紐踏むなよ?」