「オショーガツ、このまま終わっちゃうのつまらないなー」
「ふっ、そう言うと思ってまだオショーガツらしいものを用意してるぜ!」
「そのポーズ何?」
「その名も!カキゾメー!」
「いやあいつ聞いてないから」
「あ、師匠、そのエビは何度鏡餅にあしらっても逃げてっちゃうんですよ」(鏡餅と正月飾り - 紙魚エビ@ウルトラ保管庫)
「そりゃそうだろ…生き物をあしらうなよ…」
「師匠!そっちの机持ってください!」
「はいはい」
「何持ってきたんだ?」
「ふふん、これがカキゾメの道具だぜ!」
「ほら!」
「おおー!なんかいっぱい入ってる!」
「このフデとスミで紙に好きな言葉とかを書くんだ!」
「黒いこれで書くってことか?」
「今度エビさんの妹さんが一緒に書きたいらしいから、それまでに何を書くか考えておこうぜ!」
「好きな言葉かー」
「ご唱和ください!かな!」
「いいなー!じゃあ俺はZって書こうかな!」
「いや、好きな言葉ってそういうことじゃねえんじゃねえの」
「えっ?」
「違うんですか?」
「座右の銘とか今年の目標とかそういうのを書くんだろ」
「目標…………"弟子"……」
「急にマジのトーンになるなよ…」
「師匠が認めてくれさえすれば今すぐにでも目標達成なんですが…」
「おまえ…俺が悪いみたいに思ってない?」