「ゼロ師匠たちー!」
「なんかパンダで運んできた…」
「こちら、エビさんの姪ちゃんからの俺たちへの贈り物です!」
「贈り物?」
「はい!希望まんじゅうというおまんじゅうだそうです」
「へえー」
「じゃーん!サツマイモと甜菜糖と片栗粉で作ったそうですよ!」
「サツマイモの裏ごしを頑張ったと仰ってました!」
「おおー」
「さあ、それでは早速いただきましょう!」
「お皿お皿」
「じゃあテーブルこっち持ってくるか」
「いただきます!」
「ウルトラ美味そうだぜ…」
「このまま食べるのか」
「いや切ったほうがいいだろ」
「8等分したから1人2切れずつな」
「おう」
「あっ、師匠!待ってください!」
「ちょうどいいものがあるんですよ」
「ほら!ウルトラマンや宇宙人の顔のピックです!」
「ウルトラ戦士はちょうど4本ですよ!」
「これはウルトラマンで…」
「こっちは親父と…ティガかな…?」
「(じっ…)」
「じゃあ俺はウルトラマンを使おうかな」
「俺はティガだな」
「おまえ、しれっと師匠の顔のを自分用に持ってるだろ!」
「ずるいぞ!俺も師匠の使いたい!」
「……」
「おい、そんなことでケンカすんなよ」
「………(ギュッ)」
「じゃんけんででも公平に決めたらどうだ?」
「じゃあ負けたほうがセブン大大師匠のピックだからな!」
「ひとの親父をハズレみたいに言うんじゃねえよ…」
「…じゃんけん…ポン!」
「やったぁー!勝ったー!!」
「師匠……」
「負けたんだから仕方ねえだろ」
「ししょう……」
「そんなウルウルした目で見られてもどうしようもねえぞ」
「うまいなこれ」
「じゃあ俺はセブン大大師匠でいただきます…」
「だからひとの親父でがっかりするなって」
「師匠のピックだ~!」
「あっ…ウルトラうまい!」
「お、ほんとだ美味いな」
「俺2個目食べるぞ」
「師匠のピックでいただきまーす!」
「パンダも食うか?」
「俺も2個目食べる!」
「モグモグ」
「おまえそれピック刺した意味あるか?」
「うまいか、パンダ良かったな」
「師匠、姪ちゃんにお礼を言わないとですね!」
「ウルトラうまー!」
使わなかった写真
ラップ開けたとこ