↑の続き
「そういえばモジャモジャの布だけど、この椅子も確かモジャモジャだったよな」
「え?」
「モジャモジャは冬用だからっていって、その上からこの夏用のカバーかけてただろ」
「そうだっけ…」
「ほらあった!」
「ほんとだ」
「な!欲しかったモジャモジャとちょっと違うやつだけど!」
「おおー!」
「やわらかくて気持ちいい!」
「いいよな!こういうモジャモジャの布買ってこようか!」
「買いに行かなくてもこれ使えばいいんじゃないか?」
「え?」
「大きさ足りなさそうかな?」
「いや大きさの問題じゃなくて…」
「足りそうだから切っちゃおう!」
「エビさんの椅子のカバーを!?」
「うーん、もにょもにょしてて切りにくいな…」
「切っちゃった…」
「ウワーッ!?」
「ザリガニが急に荒ぶったー!!」
「えっ!ザリガニ、荒ぶったんじゃなくて布切ってくれたのか!」
「ハサミ…俺こいつに挟まれたとき、切断される可能性があったってこと…?」
「ザリガニ、ありがとうな!これで謎の生物ちゃんが作れるぜ!」
「椅子の中身がむき出しになったぞ」
「椅子はカバーかけとけば大丈夫!」
「本当に大丈夫か……?」
荒ぶる巨大ザリガニに挟まれたゼットくんのお話↓
謎の生物ちゃん続き↓