「師匠たち!今日は早く寝ないとですよ!」
「クリスマスイブですよ!」
「今寝ようとしてるとこだよ」
「急いでサンタさん用の靴下をお渡ししますので!」
「急がないと、起きてたらサンタさん来ないらしいですよ!」
「はい、枕元に置いてください!」
「じゃあ俺たちも寝ますので!」
「あっ…そうだ師匠」
「ん?」
「もしプレゼントが靴下に入らない大きさだったらサンタさんはどうするんですかね?」
「えっ?」
「知らねえけど…靴下の横にでも置いてってくれるんじゃねえか」
「なるほど…」
「じゃあ今度こそ寝てきます!」
「師匠たちも早く寝てくださいね!」
「わかったわかった」
「……」
「あいつら靴下に入らないプレゼント用意したんだな…」
「師匠たち寝た?」
「寝た寝た!」
「サンタさん、去年は師匠のとこ来てくれなかったからな!」
「サンタさんひどいぜ…師匠たちだって良い子なのに……」
(※去年ゼットたちはゼロにサンタのプレゼントを置き、自分たちもサンタにプレゼントをもらったがゼロたちが用意したとは知らず、「師匠にはサンタが来なかった」と思っている:クリスマス後日 - エビ🦐の師弟ズ劇場)
「師匠は自分たちはもうサンタが来る年齢じゃないだろうって言ってたけどさー」
「師匠たちだってまだ良い子だねってプレゼントもらってもいいと思うんだよな!」
「だから俺たちがサンタになるんだ!」
「良い子の師匠、待っててくださいね…!」
「そーっと…」
「静かに置けよ…」
「靴下に入る?」
「やっぱり無理だなー」
「靴下は横に置いておこう!」
「フフ…良い子の師匠のところにもサンタさんが来ましたからね…」
「よし、じゃあ俺たちも早く寝ないとな!」
「サンタさん何くれるんだろうな!」
続く