「あーー…あっついですねえ…」
「だらしねえぞゼット…暑いくらいで…」
「おまえもそんな格好じゃ説得力ねえな…」
「何か冷たいものでも食べたいですね…」
「お、そういえば前にレイトと食べたかき氷ってやつが冷たくて美味かったぞ」
「美味かったって言っても、今食べられないんじゃ絵に描いた餅じゃねえか」
「どっかそのへんに売ってるだろ、探してくるぜ」
「カキゴーリってどんな食べ物なんですか?楽しみだなー」
「冷たくて甘いけど…あるかどうかわかんねえぞ」
「あったぞ!」
「えっ、売ってるだろってそっち!?」
「師匠、何ですかそれ!」
「かき氷機だぜ!」
「作るほうを買ってくるとは思わなかったよ…」
「すごいすごい師匠!これでカキゴーリ作れるってことですか?」
「こうやってハンドルをつけてー…」
「師匠早く早く!」
「完成だ!」
「やったー!カキゴーリ食べましょう!」
「待て待て、氷がないとできないから…」
「氷なら冷蔵庫にありますよ!」
「いや、この専用の製氷皿で作るんだよ」
「すぐには食べられないんですね…ウルトラ期待が高まります!」
「かき氷か、楽しみだな」
―数時間後―
「氷ができたぞ!」
「師匠!スプーンの用意はできてますよ!」
「氷をセットして…」
「器もセットしますよ!」
「さー削るぞ!」
「ドキドキです!」
「できた!」
「うおおこれがカキゴーリ!」
「いただきまーす!」
「冷たくて、甘……く…はないですね…?」
「んん?おかしいな…」
「これ…」
「シロップとかかけないとただの水の味なんじゃねえか…?」
「あっ…」
「ただの水の味……」
「師匠、落ち込まないでください!水の味しかしないけど冷たくて気持ちがいいですよ!」
「ゼット、それフォローになってないから…」
このかき氷機、本当にかき氷が作れて、「食品衛生法試験合格済」だそうです。
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でもちっちゃいから撮ってる間にどんどん溶けちゃって…笑
~使えなかったコマの供養~
「ハンドル取り付けるのにドライバーが要るな…」
「俺取ってきます!」
「どうぞ!」
「おお、ありがとな!」