「ししょーたちー」
「今日はここで寝るつもりなんですか?」
「なんだそのクッション」
「いつも寝る時ってみんな適当にその辺で寝てるじゃないですか」
「でもそろそろ冬だしと思ってですね…」
「なんと!お布団をゲットしてきました!」
「さあお布団を敷きますよ!」
「フワフワですよ~!」
「やたらファンシーだな」
「ご予算に合うものがこれしかなくて…まあ温かければ良いかと」
「布団2組しかないじゃねえか」
「あっ、こっちのピンクのほうが小さいのでですね」
「小さいほうのゼロ師匠はこちらのピンクのお布団でお願いします!」
「大きいゼロ師匠はこっちの黄色のお布団で!」
「ちょっと待て!」
「もしかして俺とゼットの組み合わせ2人ずつで寝るってことか?」
「そうですよ?」
「ダメでしたか?」
「なんでわざわざ同じ布団で…俺はあっちで寝る」
「そんな師匠!」
「待ってください!」
「なんでですか!一緒に寝ましょうよ!」
「その暑苦しさが余計嫌だよ」
「師匠はお布団で寝ますよね!?」
「え…」
「師弟の絆を深めたいんですううう」
「おまえの考える師弟の絆って何なの?」
「師匠!さあ寝ましょう!」
「なんかめんどくせえ…」
「じゃあ俺はこっちの大きいほうの布団で寝るぞ」
「え……」
「師匠!」
「師匠!」
「ったくなんで寝る時までこんなごちゃごちゃと…」
「じゃあお隣失礼しますね!」
「師匠…」
「何だよ」
「わー楽しいですね師匠!何の話しましょうか!」
「寝ろ」
「師匠……」
「…………」
「……はー…………」
「師匠!枕はこちらをどうぞ!」
「あっ、今日11月28日はいい吹き矢の日だったらしいですよ!」
「寝ろ」