↑で、一緒にクッキー食べようとしたらゼットくんに断られてゼロさんがショックを受けたお話の続き
「さてと…」
「なんで急にエプロンつけてんだよ」
「シナモンクッキー作ろうかと思って」
「え、これ?今から?」
(白崎茶会 植物生まれのやさしいお菓子~卵、小麦粉、乳製品を使わないかろやかなおいしさ https://www.amazon.co.jp/dp/4594086632/ref=cm_sw_r_apan_glt_i_0T6PDKPYG0BMJBJTSG05)
「だってクッキー食えなかったんだろ?」
「うん…いや…そうだけどそうじゃないというか…」
「材料は揃ってるからすぐだぜ!シナモンは嫌いだからシナモンパウダーは用意してないけど」
「シナモン嫌いなのになんでシナモンクッキー作ろうと思ったんだよ」
「師匠たちー!クッキングするんですかー?」
「お菓子作りは初めてです!ウルトラ気合入れていきますよ!」
「まず何からやればいいですか師匠!」
「ふたりしてグイグイ来るなよ、鬱陶しいな」
(よく混ぜてと…)
「それよりできたら持ってってやるから二人で食えよ、俺たちも俺たちで食うから」
「えー?」
(一旦ラップして5分、と…)
「もしかして師匠たちも何か秘密のお茶会を…?」
「あっ、言うなよ!」
「秘密のお茶会?なんだよそれ」
「いやー…実は俺たち、二人だけで師匠のことを語る秘密のお茶会やってて…」
「だから師匠に帰ってもらったのにバラしちゃったら意味ないですねエヘヘへ」
「はあ?なんだよその気持ち悪い会は…」
(残りの材料を入れてよく混ぜたものを…)
「別に俺たちのほうは秘密の会でもなんでもねえから、一緒にクッキー食ってもいいし、一緒に作ってもいいけど…」
「作りましょう!」
「作りましょう!」
(クッキングシートに適当にのせてと…)
「もうやることねえぞ」
「えっ」
「えっ」
「せっかくユニフォーム着てきたのに…」
「へー、これが焼けるとクッキーになるのか」
「師匠の手作りクッキー、ウルトラ楽しみだな」
「写真と全然違うじゃねえか」
「絞り出すのめんどくさかったんだよ…味がうまけりゃいいだろ」
〜待機中〜
「なんかあのクッキー食ってるとき、あいつら二人だけで俺たちの話してたらしいぜ?仕方ねえやつらだよなー」
(こいつ機嫌良くなったな…)
「20分から25分くらいで焼けちゃうらしいぜ!」
「どんな味なんだろうな!」
〜焼けました〜
「写真より薄い色だけど、まあこんなもんかな」
「結構簡単にできるんだな」
「うおーウルトラいい匂いだぜ!」
「早く食べましょう師匠!」
「さっき見たら『生地はなるべく細く絞るのがサクッと食感にするコツです』って書いてあったぞ」
「えっ…」
「師匠も案外適当なんですね!」
「早く食べましょう師匠ー!」
続き↓
ultra-shimiebi.hatenablog.com