「姪ちゃんがこれで遊んでねってくれたらしいんですが…これ何ですかね?」
「松ぼっくりだな」
「松ぼっくり…松ぼっくりって何ですか?」
「えっ?いや……なんか松の…実みたいな何かだろ」
「よくわからないけど…これってどうやって遊ぶんですか?」
「さあ…そもそも遊ぶものなのか?」
「おっ?」
「何か面白そうなもの持ってるな!何だそれ?」
「そんなことも知らねえのか、松ぼっくりだよ」
「松ぼっくりって何ですか師匠」
「えっ?なんか松の…実みたいな…?」
「その会話、さっきこっちでやったから」
「姪ちゃんがこれで遊んでねってくれたんだ!」
「さてと…何か面白い遊びかたないかな?」
「うーん…キャッチボールとか?」
「なるほど…えい!」
「いってええ!!」
「ウルトラいってえ!そんな近くから急に投げるなよぉぉ!」
「ご、ごめん…」
「尖ってるとこ当たったな…」
「うう…師匠……当たったとこなんかなってます…?」
「ウルトラマンが松ぼっくりで怪我すんなよ…」
「次は何して遊びましょうか師匠!」
「おまえ…この状況で次の遊びの話すんの…?」