「ししょーたちー!」
「ご覧ください!」
「俺たちの旅の写真です!」
「いろんなとこに行きました!」
「こんなご飯食べたりとかしたんですよ!」(スワイプスワイプ)
「ふーん、美味そうだな」
「それ何だ?」
「プラントベースのミートボールです!」
「そしてこれが」
「すごく大きい師匠と俺たちです!」
「ブフォッ」
「ゲッホ!ゲホッ!」
「師匠!大丈夫ですか!」
「え、俺…?」
「すごく大きい師匠、すごく大きいでしょう!」
「すごく大きい師匠、こんなふうに俺たちを見つめてくださって…」
「近くて緊張しました…」
「ええええ…」
「こんなカッコイイポーズも見せてくれたんですよ!」
「さすが師匠!うひゅうー!」
「俺を弟子にしてくださいって言おうと思ってたんですけど、緊張しすぎて結局言えませんでした!」
「は?」
「あっ、ちなみにセブン大大師匠も来られてました!」
「ひとの親父をついでみたいに言うんじゃねえ」
「フーン…旅先でこのすごくでかい俺の弟子にしてもらう気だったのか」
「えっ?」
「へー、おまえって俺だったら誰でも良かったんだなー」
「ち、違うんです師匠!」
「俺だったら誰でもってややこしいな…」
「た、ただの冗談で言おうとしてただけで…」
「冗談〜?」
「おまえにとって弟子入り志願って冗談で言えるようなことだったんだなー!そっかそっか!」
「そ、そんな!師匠!そんなんじゃないんです!」
「し、師匠!俺は師匠ひとすじですから!」
「俺は何にも言ってねえよ」
「うおおおウルトラミスったあああ」
「バカだな…おまえ……」
「おまえもしかして拗ねてる?」
「は?拗ねてねえし」