「ご唱和ください!ハッピー!ハロウィィィン!!」
「うるせえな」
「今年は師匠たちのかぼちゃも用意しましたよ!」
「今年は去年より気合い入れていろいろ準備したんですよ!」
「はいこれ、師匠のかぼちゃです!」
「では師匠、少々お待ちください!」
「俺たちは衣装に着替えてきますので!」
「おう…」
「かぼちゃこっちに置いとくか…」
「おまえ何つけられてんだ?」
「お待たせしました!」
「どうですか俺の白マント!」
「俺は魔法のステッキを持った魔法使いですよ!」
「師匠、魔法使いの衣装頑張りましたよ!」
「おお…力作だけど魔法使いいろいろあるだろうになんで魔女になっちゃうんだろうな…」
「帽子が浮いてるぞ」
「頭の形状が帽子に向いてなくて…」
「師匠、俺もマントを羽織ると威厳みたいなものが出ませんか?」
「うーん…威厳な…」
「師匠の衣装も用意したんですよ!」
「去年のカボチャじゃなくて?」
「はい、これです!」
「ヒモっぽいけど衣装なのか?」
「師匠には去年の黒マントをまた羽織っていただきたいです!」
「別にいいけど…」
「それは腰につけてください!」
「なんだこれ…ハラマキ?」
「それは頭に…」
「な、ない!!」
「ん?」
「ないって、去年の黒いマントが?」
「衣装や余った布はここに入れたはずなんです!」
「そのへんに埋もれてんじゃねえのか?」
「全部探してもないんです…」(ネタじゃなくてほんとにない)(ショックを受けるエビ)
「うわああああ!きっと衣装作ってた場所に置いてきちゃったんだああああ!」
「お、おい、泣くほどのことでもねえだろ」
「えぐぅ…だって…師匠の黒いマントに…うぶぅ…あ、あわせてぇ!しろ、しろいマント…う、つ、つ゛く゛っ゛た゛の゛に゛ぃ゛ィ゛ィ゛!」
「な、なんて?」
「うえええええ!!ハロウィンが台無しだあああ!!」
「べ、別にハロウィンじゃなくてもお揃いでマント着ればいいじゃねえか」
「…グスッ…ハロウィンじゃなくても……?」
「そ、そうだよ、別にマントくらいいつでも着れるだろ?」
「で、でももし…マントがどこにも見つからなかったら…」
「また作ればいいじゃねえか!」
「じゃ、じゃあ、衣装の設定に合わせて一緒にポーズも取ってくれますか?」
「お、おう、ポーズくらい別に構わねえよ」
「え~…オホホォ…楽しみになってきちゃった…マントなくしてよかったかも…」
「ところで設定ってどういう設定なんだ?」
「吸血鬼のゼロ師匠をやっつける、光のナイト・ウルトラマンゼットです!」
「……おまえいい役なんだな」
「で、そっちの俺は何なんだ」
「黒猫です!」
「腰のこれにはシッポがついてるんですよー!可愛いでしょ!」
「自分じゃよく見えねえ」
「おまえそれスラッガー外してつけるもんなんじゃねえの?」
「確かに…」
「師匠、トリックオアトリートですよ!」
「ネコのかっこさせられてんのはトリックに含まれねえのか」
「はい、師匠にトリートですよ!」
「もろこしはトリート用だったんだな」
「黒と白のマントでポーズ取るまで俺たちのハロウィンはまだ終わりませんね師匠!」
「めちゃくちゃ元気になったなこいつ…」
「あ、師匠スラッガー取ったんですね!そっちのほうが耳似合ってて可愛いです!」
「おう…」
角度違い
去年のハロウィンはこちら。
ゼロさんの黒マントほんとにどこ行ったんだろうな…ゼットくんたちの衣装作ってるときはちゃんとあったのにしまい忘れたのか…見つけるか作り直すかしてあげないと笑ultra-shimiebi.hatenablog.com