エビ🦐の師弟ズ劇場

ツイッターで作ってるお話の保管庫。ゼロさん2人とゼットくん2人のちっちゃい4人がワイワイやってるのが好きなので生活感あふれる部屋が背景。笑 食べ物・お料理ネタはプラントベース。

光のナイト・ウルトラマンゼットと吸血鬼ゼロ

ultra-shimiebi.hatenablog.com

続き。

「し、しょ、おー!」
「なんだよ気持ち悪いな…」
写真。ウルトラマンゼットとゼロのフィギュアーツ。ゼットが背中に黒い布を隠してゼロに近づいてきている。ゼロはオレンジ色のバクのようなぬいぐるみをなでながらゼットを振り返っている。

「じゃーん!見つけましたよ師匠の黒マント!」
「あー…良かったな」
写真。ゼットは黒い布をゼロの前に広げて見せている。

「良かったなって他人事みたいに…まさか約束…」
「覚えてるって、2人でマント着てポーズ取るんだろ?」
写真。ゼロが片手を挙げてゼットを見ている。ぬいぐるみは方向を変えて立ち去ろうとしている。

「では早速マントを装着しましょう!」
「はいはい…」
写真。ゼロが黒いマント、ゼットが白いマントをそれぞれ羽織ろうとしている。

「師匠、用意できましたか?」
「で、どんなポーズ取ればいいんだ?」
写真。マントを着た2人。ゼロは黒いシルクハットをかぶっている動作。ゼットは剣を持っている。

「あっ、ポーズの前に撮影の準備があるのでちょっと待ってくださいね!」
「え、動画…?」
写真。ゼットが三脚にビデオカメラをセッティングしているのをゼロが振り返って見ている。

「よおーしいきますよ!吸血鬼ゼロ、この光のナイト・ウルトラマンゼットの聖なる剣を受けてみよ!」
「ふっ、来いよ」
写真。向かい合うゼロとゼット。ゼットは腰に剣を構えており、ゼロはゼットに向かって手を伸ばし、手のひらを上にしている。

「やーっ!」
「おっと」
写真。ゼットがゼロに斬りかかっているがゼロが身体を傾けて避けている。

「デヤ!」
「あっ…」
写真。ゼロが左手で手刀を作って剣を叩き落とし、ゼットは叩き落された剣を見下ろしている。

「オラァ!」
「ぐふっ!」
写真。ゼロが片膝をついて、ゼットのお腹にパンチ。

「ふっ、だらしねえな、光のナイト・ウルトラマンゼット!」
「し…師匠、ちょっとタンマ……」
写真。ゼロは右手の拳を左手の手のひらに打ちつけて、前かがみになり右手でお腹を押さえているゼットを見下ろしている。ゼットは左手を挙げている。

「ちょっとししょおお!設定覚えてないでしょおおお!」
「は?吸血鬼ゼロと光のナイト・ウルトラマンゼットの戦いだろ?」
写真。ゼットは手のひらを上に両腕を折り曲げてゼロに訴えている。ゼロは軽く左手を挙げている。

「吸血鬼ゼロをやっつける光のナイトって言ったじゃないですかあああ!うえええええ!」
「わかったわかった、ちゃんとやるから」
写真。両手で顔を覆ってしまったゼット。ゼロは手を差し出してちょっと慰めているよう。

「じゃあ気を取り直して行きますよ…!吸血鬼ゼロ、覚悟!」
「おまえにこの俺が倒せるかな」
写真。向かい合うゼロとゼット。ゼットは膝を曲げ、腰のあたりに剣を構えている。ゼロは余裕そうに片手を挙げてそれを見ている。

「隙ありいいい!」
「うっ!」
写真。ゼットがのけぞるゼロの喉元に剣を突き付けている。

「やーっ!」
「ウワーッ」
写真。ゼットが剣を振り下ろしている。ゼロは体を前に傾けて、ゼットの剣に切られた様子。

「さあ、これでどうだ吸血鬼ゼロ!」
「どう……あ、ああ…おまえには負けたぜ!」
写真。ゼロは床に片手と片膝をついていて、ゼットは立ったままゼロの首に剣を突き付けている。

「命乞いをするのか、吸血鬼め!」
「えっ?お、おう、命は助けてくれ!」写真。ゼットは剣を降ろして、ゼロを見降ろしている。ゼロは床に片手と片膝をついたままでゼットを見あげる。

「もう人間の血を吸わないと誓うか?」
「あ、ああ、誓う」
写真。ゼットが手を挙げて、見下ろしたゼロに問いかける。

「では命だけは見逃してやろう、ここを去るんだ、吸血鬼ゼロ!」
「ゼット…」
写真。ゼットがゼロのほうに手を差し伸べている。

「ふっ、光のナイト・ウルトラマンゼットか…覚えておいてやるよ…」
写真。立ち上がったゼロがゼットに背を向け、うつむきがちに自分のシルクハットのつばに触れている。

「二度と会うことはないだろうがな…」
写真。ゼロは背中を見せて立ち去りながら、左手を挙げている。

「吸血鬼ゼロ…さらば…」
写真。遠くへ立ち去っていくゼロを見送る、ゼットの背中。

「……はいっ!お疲れさまでした師匠!」
「満足したかよ」
写真。ゼットがビデオカメラを操作しながら、振り返ったゼロのほうを見ている。その後ろにアクションフィギュアのゼットが腕を曲げて少し驚いた様子で映っている。

「えへへ、おかげさまで…師匠もノリノリになってくれて良かったです!」
「別にノリノリじゃねえけど…」
写真。右手で頭をかくゼット。ゼロは両手でシルクハットを脱ごうとしている。後ろのアクションのゼットが向きを変えて走り出している。

「贅沢を言えば『覚えておいてやるよ』より『こんな出会いかたでなければ…』が良かったですかね…絆が生まれた的な…」
「ここまでやらせといて贅沢を言えばじゃねえよ」
写真。向かい合って話しているゼットとゼロ。後ろに、魔女の衣装をつけたアクションのゼットと、猫耳としっぽをつけたウルトラアクトのゼロがやってきている。

「魔女とそのお供の黒猫の出番は?」
「えっ、俺おまえのお供だったの?」
写真。マントの2人に向かって両腕を曲げてはりきっているアクションのゼットと、驚いたようにゼットを振り返っている猫耳をつけたゼロ。

「師匠、じゃあ続編を録りましょうか!」
「二度と会わないだろうって去ってったのに続編があんのかよ」
「さあ師匠、お供のネコらしく四つん這いになってください!」
「調子に乗るなよ…?」
写真。それぞれ向かい合っているマントの2人と、魔女と黒猫の2人。

「光のナイト・ウルトラマンゼット2」のカオスな撮影現場
写真。吸血鬼のゼロが光のナイトのゼットを後ろからつかまえて血を吸おうとしている。魔女のゼットが右手でステッキを構えて左手は腰に手を当ててそんな二人を見ており、その後ろで猫のゼロは両手を猫のように曲げて立っている。

「光のナイト・ウルトラマンゼット2」
絆が生まれたはずの吸血鬼ゼロが光のナイト・ウルトラマンゼットの血を吸おうとするシーン
写真。光のナイトのゼットの後ろから襲いかかっている吸血鬼ゼロ。

お供の黒猫はかつて自分が倒した闇の魔法使いの生まれ変わった姿だったということが発覚しショックを受ける魔女ゼットのシーン
写真。向かい合っている魔女のゼットと黒猫のゼロ。ゼロはゼットのほうに右手を伸ばしており、悪者っぽい感じ。

撮影した映像を確認する2人
写真。マントの2人が椅子に座っており、2人の前のテーブルにはシルクハットがのっている。ゼットがカメラを手に持ってゼロに見せている。

「いや~俺に復讐に来たはずだった黒猫師匠が俺と敵の間に飛び込んできて『俺のご主人に手を出すんじゃニャー』って言うところは感動しましたよね」
「そんなシーンあった?」
写真。カメラの確認をしている2人が写真手前に少し写り込んでおり、その向こうで床に脚を出して座っている魔女と黒猫の2人。

「来年は何の仮装しましょうかねー?」
「俺もカボチャとか猫とかじゃなくてもうちょっと人間っぽいのがいいかな…」
写真。脚を前に出して座っている魔女のゼットと、横であぐらをかいて座っている猫のゼロ。顔を見合わせて話している。