エビ🦐の師弟ズ劇場

ツイッターで作ってるお話の保管庫。ゼロさん2人とゼットくん2人のちっちゃい4人がワイワイやってるのが好きなので生活感あふれる部屋が背景。笑 食べ物・お料理ネタはプラントベース。

出張任務からの帰宅

出張から帰ってきたゼットくんズがヒソヒソしております…

「おまえらよく無事に戻ってきてくれたな…!」
地震でいろいろ落っこちちまったな…」
(師匠…俺も無事に戻ってきましたよ…)
(あっ…俺たち地震のあと出かけちゃったから師匠たちが片付けしてくれてるんだ…)ヒソヒソ
写真手前にウルトラマンゼロのフィギュアが2人。ウルトラアクトのゼロはウサギ二匹を抱いて座っており、周りにはブタやハムスターもいる。フィギュアーツのゼロは乗って遊ぶ遊具の乗る部分を抱えており、足元にはバネ部分が置かれている。二人の背後では鏡餅の後ろからウルトラマンゼットたちがゼロたちを見ている。

「落ちたもの拾い集めてこないとな」
「壊れてるやつもあるだろうし…」
(師匠たち…)
(俺たち4人の生活を元に戻そうと…)
アクトのゼロはウサギを一匹ずつ床におろしながら、アーツのゼロが隣に座って遊具を直しているのを見ている。

「ゼットのおやつケースが1個見つからねえんだよな」
「あー、何かの下になってんだろ」
(ししょ…!)
(俺たちのおやつケースのことを…!)
アクトのゼロは自分の横に置いてある、トラの顔の入れ物を触っている。アーツのゼロは遊具に手をかけてアクトのゼロを振り返っている。

「オセロの石も散らばっちまったし…」
「細かいから集めるのめちゃくちゃ面倒だな…」
(師匠…今こそ…)
(師弟愛を確かめましょうぞ…!)
アクトのゼロの視線の先には小さなオセロ盤と白黒の石。アーツのゼロが右手で額を押さえている。後ろからゼットたちが近づいてきている。

「おまえらも手伝えよ?」
「!」
「まだまだ片付け終わらねえからな」
「!!」
ゼロたちが振り返り、ゼットたちはそれぞれゼロの方に手を伸ばしたまま止まっている。

「し、師匠、さすが俺達の気配に気づいて…!」
「いや普通にずっとコソコソししょししょ聞こえてたぞ」
「声がでけーんだよな…」
「うぐ…」
アクションフィギュアのゼットはアクトのゼロの手前で両手を拳にして立っており、ゼロはそれを見ている。アーツのゼットはアーツのゼロの手前でゼロを捕まえようとしていた両手を構えたまま立っており、ゼロは自分が直していた遊具を手で触っている。

「修行が足りませんでした…ッ!」
「まー声が聞こえなくても俺達に抱きつこうなんて2万年早えーんだけどな」
「で、出張の任務とやらはちゃんとやれたのかよ」
「う…うう…」
立ち上がるゼロたち。アクションのゼットは拳を作ったままうつむいている。アーツのゼットはアーツのゼロと顔を見合わせながらもまだ両手を構えたままでいる。

「うおおお正面突破ァ!!」
アーツのゼットがアーツのゼロに襲いかかる。アクションのゼットとアクトのゼロが振り返ってそれを見ている。

「正面突破なんか2万年どころか4万年早いんだよ」
「し、師匠、お土産がいろいろとあってですね…」
「おっ?ありがとな!」
アーツのゼットが遊具の上にうつぶせに倒れ込み手足を地面につけて二つ折りになってしまっているのを、アーツのゼロが見下ろしている。アクションのゼットは行儀よく体の前で両手を重ねてアクトのゼロを見上げている。

「とりあえず…みかんを2倍に増やして帰ってきました!」
「おー」
「餅の存在感が…」
鏡餅の上に餅より大きいみかんが2つ重ねて置かれており、アクションのゼットは両手を挙げて、ゼロたちと一緒にみかんを見上げている。アーツのゼットは遊具に倒れ込んだまま。

お土産いろいろあるけどアーツのゼットくんが気絶したのでそちらはまた後日…

「ったく懲りねえな…」
(あれっ…なんか優しくされてる…?)
写真手前でアクションのゼットがおやつケースを抱えて後ろを振り返っている。視線の先にはアーツのゼロが、遊具に仰向けにもたれて座っているゼットのトサカの先に手を伸ばしているのが見える。

1枚目の写真の別角度からの写真。ゼットの足元にはアリクイがいてゼットの足を見ている。