出張から帰ってきたゼットくんズがヒソヒソしております…
「おまえらよく無事に戻ってきてくれたな…!」
「地震でいろいろ落っこちちまったな…」
(師匠…俺も無事に戻ってきましたよ…)
(あっ…俺たち地震のあと出かけちゃったから師匠たちが片付けしてくれてるんだ…)ヒソヒソ
「落ちたもの拾い集めてこないとな」
「壊れてるやつもあるだろうし…」
(師匠たち…)
(俺たち4人の生活を元に戻そうと…)
「ゼットのおやつケースが1個見つからねえんだよな」
「あー、何かの下になってんだろ」
(ししょ…!)
(俺たちのおやつケースのことを…!)
「オセロの石も散らばっちまったし…」
「細かいから集めるのめちゃくちゃ面倒だな…」
(師匠…今こそ…)
(師弟愛を確かめましょうぞ…!)
「おまえらも手伝えよ?」
「!」
「まだまだ片付け終わらねえからな」
「!!」
「し、師匠、さすが俺達の気配に気づいて…!」
「いや普通にずっとコソコソししょししょ聞こえてたぞ」
「声がでけーんだよな…」
「うぐ…」
「修行が足りませんでした…ッ!」
「まー声が聞こえなくても俺達に抱きつこうなんて2万年早えーんだけどな」
「で、出張の任務とやらはちゃんとやれたのかよ」
「う…うう…」
「うおおお正面突破ァ!!」
「正面突破なんか2万年どころか4万年早いんだよ」
「し、師匠、お土産がいろいろとあってですね…」
「おっ?ありがとな!」
「とりあえず…みかんを2倍に増やして帰ってきました!」
「おー」
「餅の存在感が…」
お土産いろいろあるけどアーツのゼットくんが気絶したのでそちらはまた後日…
「ったく懲りねえな…」
(あれっ…なんか優しくされてる…?)