「ゼロ師匠たち~!」
「見てください、このまえ姪ちゃんにもらった松ぼっくりが…」(※姪ちゃんにもらった松ぼっくり - 紙魚エビ@ウルトラ保管庫)
「開きました……」
「師匠たち、それ何ですか?」
「おー、いいところに来たな」
「これは雛祭りの金花糖だぜ」
「ヒナマツリノキンカトー…」
「師匠、松ぼっくりが」
「このまえ姪ちゃんのところに雛飾り見に行っただろ?」(※お雛様 - 紙魚エビ@ウルトラ保管庫)
「ここらへんの地域だと金花糖ってのを飾るんだっていうから…」
「ほら!面白いのを見つけて買って来たんだ」
「エビ!エビじゃないですか!」
「こんなの飾っておいたら腐っちゃわないんですか?」
「金花糖ってのは砂糖でできてるお菓子だから腐らねえんだよ」
「師匠、松ぼっくり…」
「お、おお、わかったよ、すごいすごい」
「お菓子…じゃあ早速いただきましょう!」
「おいなんでだよ」
「松ぼっくりここに置いとこ!」
「えっ、だってお菓子なんでしょ?」
「そうだけどおまえが食ってどうするんだよ」
「雛祭りに飾るものだって言ったろ」
「えっ、じゃあ俺の口には入らないんですか?」
「そうだよ、姪ちゃんの雛壇に飾りに行くんだよ」
「壊れやすいから気を付けて持ってかないとなー」
(食べてみたい…)
~姪ちゃん家にやってきました~
「よし、着いたぞ」
「これ、どこに飾るんですか?」
「うーん…そうだな…」
「あっ、あの一番上のところはどうですか?」
「一番上?」
「ここにスペースが空いてますよ!」
「うーん…ここはなんか一番大事な段っぽいからどうだろうな…」
「この台なんかちょうどいいのに…」
「でもすでに飾ってあるものを下ろすのもまずいだろ」
「このお菓子と一緒に置いておいたらどうかな」
「いいですね!」
「じゃあちょっとスペースを空けてと…」
「パンダちゃんオーライ!オーライ!」
「やったー!」
「いい感じに飾れましたね!」
「パンダちゃんありがとうな!」
「姪ちゃん喜んでくれますかね?」
「喜んでくれるといいよな」
「やっぱりちょっと食べてみたかったな…」
「名残惜しいよな…」
再び雛壇探検もしてきました~
「あっ、俺が映ってる!」
「宝物が入ってるのかな」
「こいつは弓矢で戦うのか」
「これ何の実ですかね?美味しそう…」
「食えねえぞ」
「この髪に刺さってるのはエメラナ姫の髪に刺さってたやつみたいなもんかな?」
「ちょっとズレてるのが気になるな…」
「これ何持ってるのかな」
「靴だ!」
「あっ…か、勝手に取ってすみません!」
あとゼットくんにオーライオーライされてるときパンダちゃんの三人仕丁の真ん中の人への圧がすごかった笑